福笹授与について

福笹とは

「商売繫昌じゃ笹もってこい」のお囃子とともに、十日戎になくてはならないものが福笹です。緑色の鮮やかな葉つきの「ササ」に、赤色の多い吉兆、黄色の福袋をはじめ、いろとりどりの小宝吉兆類を結んだ福笹は、商売繫昌・福徳円満の象徴でもあります。
十日戎の「ササ」は孟宗竹の枝である。竹のもつ清浄さ、力強さ、節によって苦難に耐えしのぶ姿、冬にも青々とした葉をつける生命の無限性、旺盛な繁殖力等、強い生命力から神霊がやどるものと信じられてきました。
ササの神秘性はもとより、古来より脈々と続く十日戎の神事・祭りに於いて、日本人が培ってきた竹に馳せる感受性が発現された福笹を授かる伝統を永久に受け継いでいくことこそ今宮戎神社の十日戎の本義であります。
当社では大きな熊手や箕ではなく、ササに小宝吉兆類を結ぶ、即ち神々のお力を授かる【福笹】をこそ参拝者に受けてほしいと願う次第です。

今宮戎神社の福笹

福笹の受け方

図の⑪「笹お渡し所」で笹を受けて頂き、境内に設置した福笹授与所にて、福娘をはじめとする奉仕者に 御札や小宝吉兆類を笹に結んでいただきます。

・ササについては:参拝者に無料で授与しています。(十日戎期間中のみ)
お祓いはしていますが、御魂(おみたま)は込められていません。御魂(おみたま)が込められているのは神社から直接授与される御札(大神符・三体神符)と小宝吉兆類(吉兆や福袋、大判等)となります。

福笹のお祀りの仕方

御札と同じように、福笹が南側または東側に向くように、且つ目線より高い所にお祀りを願います。可能であれば静かな場所でお祀りいたします。

十日戎境内図